中高年起業に役立つ「助成金」の話

中高年起業に役立つ「助成金」の話

高齢者中高年の方が起業するとなった場合に、誰もが一番に気にすることと言えば、「資金」のことですよね。
「今保有している資金で充分賄うことができる」という場合であれば良いのですが、もし万が一資金に余裕がなくなってしまった時は、「銀行から融資を受ける」という方法もあるのですが、その他にも、「助成金を利用する」という方法もあります。
ですが、助成金のことをあまりご存知でない方も多いと思うので、今回は助成金の基本的な情報をご紹介したいと思います。

助成金というのは、国や地方自治体からもらうことができる、「返済する必要がない資金」のことを指します。
銀行から融資を受けた場合は、「借金」という形になるため、いずれは返済する必要が出てくるのですが、助成金の場合は返済する必要がないので、「返済する必要があるかないか」という部分で、融資と助成金の2つは大きく異なります。

一言に助成金といっても、「雇用関係」「研究開発型」大きく2つに分けることができます。

まず、雇用関係の助成金というのは、主に厚生労働省のほうで取り扱っている助成金になります。
新しく従業員を雇用する場合や従業員に対して研修や教育を行った場合に、この雇用関係の助成金を活用することができます。
また、この雇用関係の助成金にもいろいろあり、社会情勢や地域によって助成金の種類が増えたり、逆に減ったりすることがあります。

雇用関係の助成金を受給するためには、もちろん受給条件を満たしていなければならないのですが、受給条件を満たしてさえいれば、高い確率で受給することができます。
ただ、この助成金が一部の「雇用保険料」によって賄われているため、雇用保険が適用される企業でなければいけないので、注意が必要です。

そして、研究開発型の助成金というのは、主に経済産業省のほうで取り扱っている助成金になります。
「研究開発」という言葉からも分かる通り、新しい製品・技術・サービスといったものを研究・開発を行った場合の費用として活用することができます。

研究開発型の助成金を受給するためには、申請書類を提出して審査を受け、審査を通過しなければならないという、少し険しい道を通ることになります。
具体的には、「申請書類作成→応募→書類審査→面接→結果→(通過できれば)受給」という流れになります。
この助成金は、実際の研究や開発にかかった費用に応じた金額が支払われる仕組みになっているため、助成金が支払われるタイミングは、実際に研究や開発を行った後になります。

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