「いいアイデアだ!」「これならイケる!!」と満を持して起こしたビジネスだったにも関わらず、うまくいかない人はたくさんいます。
たとえ同じ内容のビジネスだったとしても、成功する人とそうでない人がいるのはなぜなのでしょうか?
起業がうまくいかない理由について考えてみましょう。
あるサイトでは実際に起業に失敗した人を対象に調査を行っています。
起業がうまくいかなかった理由の代表例としては
・市場に需要がなかった
・資金不足
・チーム構成が不適切
・競合に負けてしまった
・価格と原価が適正ではなかった
があげられます。
ひとつひとつ順にみてみましょう。
まず、「市場に需要がなかった」という理由について、起業がうまくいかなかった起業家たちの半数以上が「自分たちの作る商品やサービスは市場から求められていなかった」と気づいたといいます。
当たり前のことですが、社会に必要とされていないものでビジネスがうまくいくわけがありません。
「資金不足」という問題には30%以上の企業が直面しています。
非常に大きな成功を収めたかのように見えるベンチャー企業が一夜にして資金難に陥るということも少なくありません。
起業してからすぐの段階では想像もつかないようなキャッシュフローがビジネスが大きくなるにつれ出てくることもあるということを知っておく必要があります。
どんなにビジネスが大きくなっていたとしても、資金が不足したのでは撤退せざるを得なくなります。
さらに「チーム構成が不適切だった」という問題については、起業する時点でよく検討しておくべき事案です。
ビジネスは一人では成立させることができません。
こうした理由を上げる企業のなかには「ビジネスや技術的な面で、助言をくれたり、相談できる人がいなかった」という意見もあります。
「競合に負けてしまった」「価格と原価が適正ではなかった」という点についてはビジネスの世界では起こりうることです。
常に動向を見極めて采配をふるう必要が起業家には求められるのです。
この5つの理由の中で、チーム構成の問題については、人脈を広げる努力を日頃からしていればピンチの時に助けを求めたり、助っ人を探すのに役立ちます。
こうした人脈はビジネスの場で名刺交換して作っていくだけではなく、起業家を対象にしたセミナーなどに参加することで広げていくことができます。
互いに情報交換をしたり意見を交換できる相手がいるというのは、ビジネスを続けていくうえでとてもよいことです。
起業がうまくいかない理由のひとつにひとりよがりな経営をしてしまったというものもあるのです。