コワーキングスペースが増えている2

コワーキングスペースが増えている2

00008731_T2新たに事業を立ち上げるにあたって、誰もができるだけ開業資金を節約して起業したいと考えるのではないでしょうか?
個人で事務所を借りるとなると、水道光熱費、通信費、コピー機などの備品レンタル、電話やインターネットの接続といった通信費…とかかる費用は思っている以上に大きなものです。
事業が軌道に乗ってからならともかく、自分ひとりのためにこうした費用をかけるのはもったいないと思う反面、自宅をオフィスにしてしまったのではプライベートとの境目がなくなり、仕事に集中できなくなるという意見もよく聞きます。
そうした起業家が気軽に利用できるオフィススペースとしてレンタルオフィスが人気でしたが、そのレンタルオフィスとはまた違った新たなオフィススタイルとしてコワーキングスペースが注目され、近年増えてきています。

コワーキングスペースとは机といす、インターネットの接続環境の整ったワーキングスペースです。
レンタルオフィスと大きく異なるのは、利用者同士のコミュニケーションを推進しているという点です。
レンタルオフィスでも事務所スペースや会議室、ミーティングルームを共有することはありますが、基本的には個室で作業スペースが確保されており、利用者同士のコミュニケーションはさほど多くありません。
それに対してコワーキングスペースは、利用者同士で楽しむイベントを開催するなど、利用者と利用者が顔を合わせて話をする機会がレンタルオフィスよりも多いのが特徴です。

月々2万円程度で作業スペースとインターネット環境、会議室などの必要な設備が利用できるというコスト面でのメリットのほかに、人と出会うチャンスというメリットがついてくるのがコワーキングスペースの最大の特徴です。
多くの起業家を悩ませる「孤独」という問題を解決する意味でもとても効果的なコワーキングスペースですが、逆に人がいて仕事に集中できない、オープンな環境だけに秘密にしたいような内容を話すクローズな環境を作ることが難しいというデメリットもあります。
しかし、こうしたデメリットは工夫次第で解決できるものですし、それ以上にコワーキングスペースという環境が作りだすコミュニティーというメリットの方が大きいと考える起業家が近年増えているのが、現在コワーキングスペースが増えている理由といえます。

全く違った業種の人と同じスペースで仕事をすることによって、様々な刺激を受けることにもなりますし、普段の何気ないコミュニケーションの中から新たなビジネスモデルが生まれるということもあります。
出会うチャンスが増えることによって仕事上でのコラボレーションのチャンスも増えるということです。
コワーキングスペースは起業家にとって心強いビジネス拠点なのです。

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